眉アートメイクのメリット・デメリットは?痛みはある・ない?失敗しないための基礎知識から料金相場まで徹底解説
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お洒落に敏感な女子達の間では一般常識化しているアートメイクは、芸能人やモデル、インスタグラマーの多くの方がしている施術なのでSNSや各メディアでも目にしない日はないのではないでしょうか?
アートメイクをしていると、毎朝のメイク時間の短縮になったり入浴後も眉が消えることがなく、24時間どんな時も綺麗な状態も維持することが出来ます。
しかし、アートメイクとは…?という疑問も多く寄せられ、アートメイク経験はあるけれど詳しく理解していない方も少なくありません。「アートメイクは一生消えないの?」「メンテナンスは必要?」「アートメイクってどんな施術?」などの一般常識化しているアートメイクについて、今更聞けない基本内容をご紹介していきます。
アートメイクの基礎知識
アートメイクは眉メイクの時短以外にも、ジムや温泉などの水や汗に気を使う場面でも綺麗な眉を維持することが出来るためとても人気を集めています。近年、さまざまなところでよく見にする「アートメイク」とは一体どのようなものなのか、施術をする前にアートメイクの基礎知識を理解しましょう。
アートメイクは医療行為
アートメイクは数十年前から行われてきた施術です。しかし今ほど主流ではなく「アートメイク=刺青」というイメージも強くありました。その点から、偏見や施術者も少ない等の理由で韓国でアートメイクの施術を受ける方も多くいらっしゃいました。
その後、アートメイクは美容サロンで行える施術として広まりましたが、針の使いまわし等があったことから施術後のウイルス感染や皮膚トラブル、B型肝炎やC型肝炎の被害が絶えませんでした。そこで2001年に厚生労働省より「針先に色素をつけて行うことは医療行為である」という条例が発令されました。
しかし、美容サロンでの施術は今も行われているのが現状で、医療機関での施術に比べ美容サロンでのアートメイク施術は金額が低いのでクリニックではなく美容サロンを選ぶ方も少なくありません。
美容サロンでアートメイクを担当する施術者の中には経歴十数年のベテランもいますし、衛生面もしっかりしていてトラブルを出したことがないサロンもあることでしょう。美容サロンでの施術がダメだと一概には言えませんが、皮膚を傷つける行為なのでご自身でしっかり見極める必要があります。針などの直接皮膚に触れるものは全て使い捨て、使い捨てが出来ないものは滅菌消毒をしていることが条件です。金額で決断せず、ご自身を守りながらアートメイクを楽しみましょう。
刺青とアートメイクの違い
「アートメイク=刺青」というイメージはありませんか?「皮膚に色素を入れる行為」ということから、同じ施術のように思うのですが使用する針や機器・目的にも大きな違いがあります。
刺青とは、皮膚表面にある「真皮」に色素を入れ、その深さゆえに、一度入った色素は半永久的に皮膚に残ります。刺青は落ちないことを目的としているので、あえて皮膚の深い部分へ施術をしている反面、アートメイクは「表皮」の部分へ色素を注入していますのでターンオーバー(お肌の生まれ変わりを促す新陳代謝)によって徐々に薄くなっていきます。お肌のターンオーバーの周期からみて、約1年~数年で消えていくのです。
維持期間が短いことは眉のアートメイクに関しては都合が良く、定期的なメンテナンスによって綺麗な状態は続きますし、流行や印象・好みの変化に対応出来ます。しかし、アートメイクと称していても「真皮」への施術で刺青と変わらないアートメイクをしている美容サロンもありますので注意が必要です。
アートメイクと刺青の大きな違いは「どの部分に色素を入れているか」なのでご自身で見ることは難しく、施術中も確認することは出来ません。口コミや症例などから信頼出来る医療機関を探し、カウンセリングをしてみてくださいね。
アートメイクに用いられる2種の技法
アートメイクとは、どんな方法で施術をしているかご存じですか?使用している針や機器は医療機関によって様々ですが、大きく分けて2つの技法があります。それぞれ、特徴や仕上がりなどもありますのでご自身はどちらが向いているか確認しましょう。また、2つの技法を組み合わせた施術を行うクリニックもありますので是非参考にしてみてくださいね。
マシン(アートメイク専用機器)
機械彫りと呼ばれ、先端の針に色素がついたアートメイク専用マシンで施術を行います。針は自動的に動き、一定の間隔で安定した色素注入が可能です。手彫りに比べ施術時間は短く痛みが少ないのが特徴です。
メイクをした後のような仕上がりになるパウダーブロウの施術に向いていて、スッピンでも眉をしっかり魅せたい方やふんわりとした仕上がりを好まれる方にオススメです。
強さを調節できるマシンもありますので、痛みに弱い方も安心して施術を受けられます。使用した針は、1人1人使い捨てますので衛生面も安心です。
全体的に均一に色素を入れていきますので、仕上がりも綺麗ですがアートメイクの持ちが良くなります。
手彫り
手彫りとは、アートメイク施術者が先端に針のついた器具を用い、1本ずつ眉を描いていく手法です。複数の針が斜めに並んだペン型の器具はマシン同様、専用のニードル部分をその都度使い捨てます。
1本1本毛並みを再現していくように彫りますので非常にリアルな仕上がりで、本物の毛のように魅せることが出来ます。元々眉が薄い方や脱毛症により眉が生えてこない方・ナチュラルな眉がお好きな方にオススメで、丁寧に毛流れを描きますので力加減によって微調整が可能で細部にまでこだわることが出来るのが特徴であり、その為マシンに比べ多少時間がかかります。
麻酔を使用しますが、マシンよりも痛みを感じやすい方も多いという点があり、痛みで施術を中断したり麻酔の追加などを考慮したうえでお時間に余裕をもって来院したほうが良いでしょう。
本物の眉毛のような仕上がりが期待できますので、スッピン時とメイクをした後の差を楽しむことも出来ますよ。また、手彫り技法では毛並みを表現する3D施術が一般的ですが、手彫りでパウダーブロウを施すクリニックもあります。
眉アートメイクを始める前の施術の基本
アートメイクの施術前は、「どんなことをするの…?」「時間はどれくらい?」「何回施術すればいいの?」など、色々と不安ですよね。クリニックによっても異なりますが、事前に流れを確認しておくのはとても大事です。だいたいの流れを把握しているだけでアートメイクが初めての方も少し安心して施術に挑めるのではないでしょうか?
眉アートメイクの施術時間と流れ
アートメイクの施術前には、まずカウンセリングがあります。カウンセリングを行うのは施術者の場合と、カウンセラーが担当する場合とクリニックによって異なります。ここではしっかり不安なこと、希望などのヒアリングを行うのが一般的です。
次に医師の診察があります。既往歴や疾患などの有無など、施術箇所に異常はないか、体調に変化がないのか診察します。医師による診察があるのは医療機関ならではですよね。
施術担当者がデザインの提案をします。黄金比や骨格を見極め、バランスを見てより美しく見える形を決めていきます。ご自身の希望はもちろんですが、希望の眉の形が特にない方も担当者が似合う眉を提案しますので安心してくださいね。また、どのような眉にしたいのか、イメージや予算などから手法も決めていきます。
デザインが決まった後は、麻酔を塗布します。眉は塗るタイプの麻酔が一般的ですが、箇所によっても麻酔のタイプは異なりますし、数種類の麻酔を準備している医療機関もあります。
麻酔が効いたことを確認し施術に入ります。技法によっても異なりますが30分~1時間半ほどになります。麻酔が切れてきた場合は早めに担当者に伝えてくださいね。
カウンセリングから施術終了まで約2時間ほどのお時間をみていただくクリニックがほとんどです。施術時間よりもカウンセリングやデザインのデッサンに大半の時間を使うクリニックもあり、お顔の中でもとても重要なパーツである眉のデザインは、お好みの把握やデッサンは何より大事になってきます。数年間維持する大事な眉が失敗に終わらないよう、アートメイク担当者とは納得するまでお話しましょう。
眉アートメイクの施術回数
アートメイクは1回の施術で完了すると思っていませんか?回数設定がなく1回ずつの単発料金でアートメイクを行うクリニックもありますが、1回で仕上げるクリニックはほとんどなく、アートメイクは2~3回の施術を推奨しています。その為、回数指定の料金設定を提示しているクリニックが多いのです。
これは、数回に分けて少しずつ色素をいれていくことで色の定着を安定させることを目的としているためです。定着の良し悪しには個人差が大きく関係しており、1回の施術で満足するほどの濃さが残る方もいれば、ほぼ消えてしまう方もいらっしゃいます。そのため、2回目の施術では1回目の定着の様子を参考に施術をしていき、ここで形の微調整もしていきます。
眉のアートメイクは、1年~数年で徐々に薄くなります。短いようにも感じますが、印象を変えたくなったりメイクを変える楽しみがある女性には丁度良い期間ではないでしょうか?また、流行や年齢によっても形の微調整はオススメしています。
数回の施術は面倒に感じますが、濃くも薄くもない丁度いい眉を作る為には必要不可欠な工程なのです。2~3回の施術を終えれば、眉のお悩みから解放されストレスフリーな毎日を手に入れることが出来ますよ。
眉アートメイクの施術後
アートメイクの施術後はどのような状態になるのでしょう?施術もドキドキしますが、翌日以降からの眉も気になりますよね。施術後の状態・ダウンタイム・アートメイクの維持期間など、アートメイク施術が終わったその後の様子をお伝え致します。
施術直後の仕上がりとその後の状態は?
従来のアートメイクは仕上がりが濃く、塗りつぶしたような状態でした。アートメイク直後は濃くなるというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
近年のアートメイクは仕上がり直後でも自然に見えます。特に1本1本眉を描く3D眉などはアートメイクと気付かれないほどです。パウダーブロウや4D眉などの仕上がりでは多少濃く感じる場合でも、しっかりメイクのような程度で外に出られないほどではないので安心してください。
1週間で色素は定着していきます。かさぶたが出来る場合もこの頃には自然に剥がれ、色素が50~60%ほど残るイメージです。2週間経過すると2度目の施術が可能になります。この過程を繰り返し、施術終了になります。
ダウンタイム
アートメイクは皮膚に傷がついている状態です。なので、赤みや腫れが見られる方もいらっしゃいますが通常の皮膚反応なので安心してください。施術箇所以外は当日からメイクが可能ですが、色素がしっかり入り定着する最中ですので、約1週間は施術箇所のメイクは避けクレンジングなども控えたほうが良いでしょう。
2~3日で赤みや腫れもなくなり、長引く方でも1週間で落ち着きます。かさぶたが出来ない場合もありますが、退色はしていきます。
また、アートメイク直後は色もしっかり入りますのでメイクの必要もないかと思いますが、余裕を見て1週間程度は施術箇所への強い摩擦やメイクを避け保湿を心掛けましょう。
眉アートメイクの維持期間
アートメイクは、皮膚の上部にある表皮部分に専用の機器やニードルを使用し色素を注入していきます。刺青とは異なり、皮膚のごく浅い部分への施術になりますので、ターンオーバーであるお肌の新陳代謝によって徐々に薄くなります。ターンオーバーには個人差がありますが約1年~数年の期間はお肌に残り水や汗で落ちることのない眉を維持することが出来ます。
また、アートメイクをどのような手法で行うかや、ライフスタイルによっても維持期間は多少変化するようです。1本1本毛並みを再現した眉よりもパウダー眉で全体的に色を入れている眉の方がアートメイクの持ちが良く、メンテナンスまでの期間も長く取ることが出来ます。
しっかりメイクがお好きな方・ナチュラルメイクを好む方・毎日メイクするのかスッピンでいる日の方が多いのか、といったライフスタイルによってもアートメイクの手法と同様に好みや違いがありますので、長く維持したいから…と出来るだけ濃くするよりもご自身に似合う眉を作ることをオススメします。
眉アートメイクのメリット・デメリット
眉は表情筋の差や毛量などから左右対称でない方がほとんどです。毎朝のメイクで一番苦労される箇所が眉と答える方は多く、眉を描くには時間がかかりますよね。形・濃さ・眉山の位置や下がり方・長さ…チェックするポイントがたくさんあります。
では、眉にアートメイクを施すにあたって、良いこと・不便なことはどんなことでしょうか。アートメイクが初めての方は特に気になる点ですよね。ここではアートメイクのメリット・デメリットをご紹介していきます。
眉アートメイクのメリット
アートメイクの一番の特徴は、一定期間消えない眉が実現することです。アートメイクは、眉を描くお悩みやメイクにかける時間が大幅に短縮できるメリットがあります。
消えない眉が手に入ることは、ジムやヨガ・温泉・旅行などの眉が消える心配の伴う楽しい予定でのストレスがなくなります。また、メイクが苦手な方や視力の低下からメイクが困難な方、無毛症や脱毛症で素顔に自信が持てなかった方の毎日が変わることと思います。
なにより、女性はとても忙しいのです。毎日の仕事に家事育児、将来のための勉強や美容のメンテナンス・プライベート時間の確保・友人と話す時間さえ必要不可欠で大事な時間なのです。そんな時間に追われる忙しい全ての女性に時間の余裕が生まれることはなによりのメリットです。
隠していた箇所を表に出せること、コンプレックスが自信へと変わることは心までをも変えてくれます。お顔立ちが綺麗になることはもちろん、気持ちも晴れやかにしてくれるはずです。今まで挑戦出来なかったヘアスタイルやメイクの変化を楽しみ、新しい自分を発見してみてくださいね。
眉アートメイクのデメリット
アートメイクは簡単に消すことが出来ません。これはメリットでもあり、デメリットでもあります。アートメイクを消すには長い時間と費用がかかるのです。
しかしこれは、”アートメイクが気に入らなかったら”のお話です。アートメイクをどこで行うのか見極め、施術者としっかりご相談することで消したいと思うアートメイクにはならないことでしょう。
施術完了まで数回通うことやメンテナンスを面倒と感じる方もいるのではないでしょうか。また、アートメイクの維持期間は約1年~数年です。短いように感じますが、アートメイクは本来この期間を楽にする目的のもので、それ以上の期間の維持を求めるのであれば刺青になります。しかし刺青となれば更に消すことが大変で変色も心配なので、よく考えてから行ってくださいね。
アートメイクでは「MRIの心配が…」と耳にしたことがありますか?アートメイクは医療行為と厚生労働省より通達がありましたが、日本で認可している色素がないのが現状です。その為、多くの医療機関では海外の認可色素を使用していますが、美容サロンではどのような色素を取り入れているのか不明なことが多いのです。MRI対応の色素を使用すれば、もしもの時も安心なのでアートメイクの際はしっかり確認しましょう。
アートメイクのデメリットは、施術前のちょっとした注意で防ぐことが出来ますね。
眉アートメイクは痛い?
アートメイク施術の際の痛みはどのようなものなのでしょうか。痛みの強さや感じ方は人によって異なりますが、体験談や医療機関での情報を元にお伝えしていきます。
痛みの有無
アートメイクは、皮膚表面に針で傷をつけている状態になります。その為、麻酔なしで無痛だという方はほとんどいません。医療機関では医療用麻酔を使用しており麻酔の種類や、手法にもよりますが多くの方が「チクチクする感じ」「輪ゴムではじかれる感じ」「毛抜きで眉を抜く時と似ている」といった表現をされます。
美容サロンでは医療用麻酔は使用出来ませんので、そのまま施術するか痛みの緩和とリラックス目的としてアロマを使用をするサロンもあるようです。
痛みに強い・弱いという差もありますが、麻酔をしているので「ほとんど痛みを感じず施術中は寝ていた」、という方もいます。麻酔の効果で我慢できないほどの痛みはないとは思いますが、どうしても我慢できない方でも施術者が休み休み施術を行ったり、麻酔の追加や様子を見ながら進めていくので安心して施術を受けられます。
麻酔の種類
塗るタイプの表面麻酔
アートメイク麻酔でよく使われるのは塗るタイプの表面麻酔です。クリーム状やジェル状のものを眉に直接塗布し、数分放置します。無痛の方もいれば、チクチクとした感覚をもつ方もいらっしゃいます。
塗るタイプの表面麻酔が効きにくい場合では麻酔の追加や量を多くすることも可能です。塗布量を増量したからといって施術後に心配するような症状は出ないとされています。心配な方は施術前に麻酔の追加に関しても確認しましょう。
局所麻酔・笑気麻酔
医療機関によっては、局所麻酔や笑気麻酔も取り入れています。しかし、局所麻酔やブロック麻酔は無痛でのアートメイク施術が可能となりますが麻酔時の注射が痛みを伴います。
眉アートメイクで使用している色素
アートメイクをお考えになると、デザインや痛みなどを重視しがちです。容姿に関係する眉の形や、ご自身で直に体感する痛みは意識しますが、直接皮膚に触れ体内に入る色素はどうでしょうか?
色素の種類は数多くあります。医療機関によって採用している色素も異なりますし、特徴もそれぞれなのです。アートメイク前には色素にも注目し確認してから施術に挑みましょう。
MRI対応とは
アートメイクで疑問視されるMRIですが、アートメイクをしている人は果たして皆さんMRIを受けることが出来ないのでしょうか?
アートメイクの色素の中には微細な酸化鉄が含まれています。酸化鉄とは金属成分のことで、金属成分が多く含まれていると検査の際に磁力に反応し、アートメイク箇所が熱くなり火傷を起こす可能性があります。ですので、その酸化鉄の含まれている量の違いでアートメイクをしている方でもMRI検査の可否に違いが出てくるようです。
では、金属成分の量はどのように確かめるのでしょうか。日本では認可した色素がないのが現状で、多くのクリニックではFDA認可のものを使用しています。FDAとはアメリカ食品医薬品局のことで日本でいう厚生労働省の同じような機関になります。
FDAやEMA(EUの機関であり欧州医薬品庁)などの認可を受けた染料に含まれる金属成分はごく微量なので検査の際に磁力の影響を受けにくく、MRI対応となっています。
MRI検査の際はアートメイクをしていることを必ず伝え、熱く感じる場合は冷やしながら検査を受けられる病院もあるようなので我慢せずにお伝えしましょう。アートメイクを受ける際は色素についてしっかり答えてくれたり、認可のものを使用しているクリニックを選ぶと今後の心配もなくなりますよね。
従来の色素との違い
アートメイクは数年で薄くなるのが本来の姿ですが、従来のアートメイクでは経年経過で変色があり、これはアートメイクが医療機関で行う施術と通達がある前の一昔前によく見られました。
規定や基準などもハッキリしていなかったので色素がどんなもので作られているのか、もちろんMRIに対応しているのか等も確約されていなかったのではないでしょうか。昔のアートメイクが消えないのは色素だけではなく、アートメイクより深い位置に色素を入れていた可能性もあります。
今は、海外の厳しい基準をクリアしたものを採用しているクリニックがほとんどですので、安価なサロンで不明な色素を使用するよりも安全性の重視をオススメします。
眉アートメイクの注意点
アートメイクをするからには、毎日のメイクの負担を減らし楽に過ごしたいですよね。
メイクが完璧な日は気分も上がり、何か一つでもうまくいかないメイク箇所があればずっと気にしてしまう…なんてこともあるのではないでしょうか。
そんなお顔のパーツ一つで気持ちが左右する女性のために、アートメイク後に鏡を見て落ち込むことのないよう、アートメイク施術前に知っておきたい注意点や、アートメイクを失敗したと感じている経験者がどのような点を後悔しているのか確認しましょう。
経年経過による変色
変色が見られる代表的なものは、原料不明な色素の使用です。
近年では少なくなりましたが、費用重視で訪れたサロンでのアートメイクでは数年経つと薄くなるはずのアートメイクが、青みがかった色や赤系に色に変色していました。これは、使用する染料やアートメイク施術者の経験不足などが原因とされていましたが、最近では色素だけではなくアートメイク施術後のケアも少なからず影響していると言われています。
施術後はこすらず保湿をしっかり行うことで色持ちが随分変わります。お肌の摩擦やかさぶたを無理やりはがすことは色素沈着の原因にもなりますので注意が必要です。
また、アートメイクが徐々に薄くなっていく過程で、変色まではいかなくても多少の色の変化が気になる場合などはメンテナンスの際に伝えてみましょう。色素の調合を少し変えるだけでも改善されますよ。
デザイン
人の印象は眉で80%が決まると言われています。眉の濃さや眉山に位置・太さ、少しの変化でイメージはガラリと変わります。
上がり眉はクールな印象になりますし、アーチ眉はカーブの強さでナチュラルな印象からエレガントさまでをも表現できますし、韓国ブームと共にストレート眉は人気です。また、外人風眉も流行っていてボリュームのある毛並みを再現する方法もあります。
メンテナンスは必要でも数年は同じ眉で過ごすことになります。失敗しない為にも好みの形が自分に似合うのかカウンセリングで悩みをクリアにしましょう。好みの形がなくても安心してください。ご自身の骨格や表情筋、パーツから計算された黄金比からしっくりくる眉を提案してくれますよ。
眉デザインを決める際はライフスタイルも参考にしてください。お仕事上ノーメイクの時間が多い方や、産前産後の方は眉を描く必要がないデザインが良いでしょうし、メイクで毎日印象を変えたい方はメイクによって眉を完成させるような眉ベースのみのアートメイクがオススメですよ。
「アートメイクに求めていることは何か」そこから数年間の自分の印象や生活を想像して希望のアートメイクデザインをお伝えすることで、デザインによる失敗は防ぐことが出来るはずです。
アートメイクは誰でも施術可能?
お肌が弱い方・疾患をお持ちの方・術後の方・妊娠中のママなど懸念されがちな方ほどアートメイクを必要としています。アートメイクは誰でも施術可能なのでしょうか。
疾患や妊娠中の方への眉アートメイク
アートメイクを受けられない方に、「疾患や持病をお持ちの方」といった記載を目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。かつては美容サロンでの施術が一般的だったことに加え、アートメイクが美容目的として親しまれていたため、疾患をお持ちの方はアートメイクを受けることが出来ませんでしたし、今でもクリニックによっては施術を行っていないところもあります。
皮膚疾患があるとうまくメイクが出来なかったり、メイク直しも難しくお肌が荒れやすくなります。脱毛症の方も眉を隠したり、毎日何回も眉のお直しをするのはとても大変で、精神的にも辛いものです。
妊娠中の方はエステをはじめとしたほとんどの美容施術が受けられないことから、アートメイクの施術も禁忌とされていました。麻酔も使用しますし、妊娠中は妊娠前と異なり様々なマイナートラブルも増えます。皮膚が異常に敏感になったり、そもそも横になることが苦痛だったりと、妊娠中のお身体は想像を絶するものです。しかし、今後控えている出産・育児において、眉のアートメイクがあるのとないのとでは驚くほど日常が変わります。
毎日の赤ちゃんのお世話で昼夜問わない生活が待っており、おうち生活なのでほぼノーメイクです。だからといって眉がいらないわけではありません。家にいても忙しい日々にも全く手をかけないノーメイクより、眉があるだけで女性の気分は少し明るくなると思いますし、そんなママを見て赤ちゃんも嬉しいはずです。
そのような本当にアートメイクが必要な生活を送る方々への施術は今までアートメイク分野において懸念されてきましたが、近年では施術が可能になりました。それは、アートメイクが医療機関で対応するようになった事が大きいのかもしれません。
医師の管理下で看護師の資格のあるアートメイクアーティストが施術を行いますので、お身体のこと・服用しているお薬のことなどを相談出来ますし、とても安心です。
色でカバーするパラメディカルアートメイク
アートメイクは美容の枠を越え、医療でも欠かせない存在になってきました。皮膚疾患や脱毛症・無毛症の方以外にも、「色」でカバーすることが必要な方が多くいらっしゃいます。
乳輪や、生まれつき・予期せぬ事故によって生じた傷跡に対して、アートメイクによってカモフラージュすることが出来ます。近年、アートメイクをパラメディカル(医療補助)的な役割があることから更に関心を深めており、「乳がんの術後の仕上げはアートメイク」と言われはじめているほど常識化してきています。
デリケートな女性のお悩みや隠していた傷跡に対してカバーできるのは、今の医療ではアートメイクだけではないでしょうか。メイクとして眉を描くことはほとんどの方が必要としていますが、眉の傷や眉以外の箇所に治療の一環として対応できるアートメイクは美容の枠を越え活躍の場を広げています。
美容目的以外では、医療として唯一色でカバー出来る治療です。アートメイクの幅広い活躍は様々な箇所へお悩みをもつ女性の味方かもしれません。
眉アートメイクを失敗した・消したい時
「アートメイクをするからには失敗したくない」誰しもそう思いますが、もし入れてしまったアートメイクが気に入らなかったら…月日が経って気付く形の違和感などがあるかもしれません。よく考えてから施術をしても、流行や自分のイメージに少し、眉が合わなくなることはあるかもしれません。
その時はどう対処すれば良いのか予め確認し、今現在既に入っているアートメイクにお困りの方も是非参考にしてみてください。
修正という選択肢
少し形を変えたくなったりイメージが変わったりしますよね。数年前のアートメイク、退色や形のお悩みは日々のストレスにもなりかねません。そんな時、「アートメイクをしなければ良かった」という思いが頭をよぎるかもしれません。
アートメイクの修正をご存じですか?多くのクリニックではアートメイクメニューの他に「他院修正」として、他院で以前行ったアートメイクに対して修正してくれるメニューをご準備しています。
同じクリニックでの修正はメンテナンスとして形の微調整や色素の配合を変えることも出来ますが、何らかの理由で同じクリニックに行きたくない方もいることと思います。
今あるアートメイクを元に、理想の眉の形を不自然にならないように作り上げる高度な技術です。経験豊富で高い技術を持つアートメイクアーティストがお困りの眉を新しくリニューアルしてくれるはずですよ。
アートメイクを消したいとお考えの前に、修正という選択肢はいかがでしょうか?
アートメイク除去
アートメイク除去には複数の方法がありますが、アートメイクをする時よりも痛みや来院回数、費用がかかることや、お肌への負担が考えられます。
一般的なのは「レーザー治療」によって除去する方法です。最新のレーザー機器は消せる色味の幅も広く、麻酔を使用するので痛みは抑えられますが、レーザーを複数回あてることによって、皮膚の凹凸やお肌が固くなったりすることがあります。また、レーザーの使用は脱毛の可能性がないとは言い切れません。眉毛が生えてこなくなる可能性も視野に入れておいたほうが良いでしょう。
レーザー治療に時間を要する・回数を重ねないと消すことが出来ないと判断されたアートメイクには、「切除手術」という方法があります。これは、除去したいアートメイク箇所の皮膚を切除しますし、皮膚を切り取って縫い合わせる手術になりますので、しっかりカウンセリングや診察を受け信頼出来る医師や医療機関を見つけることが大事です。また、たるみによってうまくレーザー治療が受けられない方にはたるみ改善の効果も期待出来ます。
あまり一般的ではありませんが肌色の色素を入れ「カモフラージュする方法」や「除去剤を使用する方法」もあります。
「カモフラージュ法」は、従来のアートメイクでよく使われていた方法です。近年でも除去法の一つとして行われてあり、他の除去法に比べ効果が出やすいのが特徴です。しかし、肌色の色素をアートメイク箇所に入れていくため、肌の色は季節や血行によって変わることから施術箇所が目立ってしまう可能性があります。そして一度肌色の色素を入れてしまうとレーザーが反応しないので、色素除去が難しくなります。
除去剤も同じく従来のアートメイク除去で使われていた方法です。アートメイクと同じような手法で除去剤を皮膚に浸透させていくのですが、皮膚に傷をつけながら行うことや、従来の除去剤の成分から強い炎症反応が起きる心配やその後の瘢痕の可能性もありました。
しかし近年では除去剤を使用しているクリニックでは薬剤にグリコール酸を使用し古い角質を落としていく方法もあります。グリコール酸とは、クリニックでのピーリング施術にも用いられる成分で、毛の生えている部分にも使用出来ますので、従来のものに比べると比較的お肌の負担も少なくなります。ダウンタイムが取れない方は以前のアートメイクを消しながら新たにアートメイクを入れることも可能なクリニックもあります。
除去剤での治療でも、薬剤が異なれば方法や肌負担や回数も変わりますので事前に医療機関にお確かめくださいね。
除去する選択肢は多数ありますが、日々更新される美容知識や流行などから綺麗になる方法やお肌や身体への負担も少ないものを選択するほうが良いでしょう。
アートメイク除去を行っているサロンもありますが、除去後の状態の心配もありますので医師の適切な判断やアフターフォローも重視し、アートメイク除去に対して経験値の高い医療機関での施術・手術をオススメします。
眉アートメイクの料金
「眉のアートメイクはいくらかかるの?」アートメイクがしたいという考えが頭をよぎった時から気になるのは金額ですよね。
眉アートメイクは今、多くのクリニックで施術が出来ますが回数や費用はそれぞれです。全国に数店舗あるクリニック・個人クリニック・地域によっても異なりますが、眉アートメイクにかかる平均的な費用をご紹介します。
眉アートメイク施術費用の相場
眉のアートメイクは1回施術では完成しない方がほとんどです。色素の定着の良し悪しがわからないので、ほとんどのクリニックが2回~数回の施術を推奨しています。
東京・大阪・福岡などでは2回の施術で約¥120,000~が一般的です。コースをもたず1回毎の施術を推奨しているクリニックでは1回の施術で約¥80,000~です。
平均的な全国に数店舗展開しているクリニックではランク制を設けています。ランク制とは、経験値や技術力によって分けられており、費用も施せる部位や手法も異なります。全国的に費用は一律ですが、費用・デザイン等アートメイクをするにあたってご自身の優先順位によって選ぶことができるメリットがあります。
コースを設けていないクリニックでは、1回毎の施術になりますので縛りがなくご自身のタイミングで通うことが出来ますので、料金設定だけではなく通えるペースも考えて決めると良いかもしれませんね。
この相場の費用が高いのか安いのかは個々の価値観によって変わると思いますが、ご自身の大事なお身体に関係するものです。よくお考えのうえ、ご予算と相談し信頼できるところをお探しくださいね。
眉アートメイク除去の費用相場
アートメイク除去はアートメイク同様自費扱いなのでクリニックによって費用はさまざまで、取り扱っている機器や薬剤も異なります。
「レーザー除去」になりますと、1㎠あたり約¥10,000~20,000というクリニックをよく見かけます。眉自体が1㎠以内の範囲では収まらないので金額は上がりますよね。また、部位指定で提示しているクリニックもあり、眉で約¥30,000~が相場ではないでしょうか。いずれにしても1回あたりの金額で、数回の施術が必要です。
レーザー治療は少なくても2~3回の照射をオススメしており、除去コースとして提示している場合、約5回の治療を推奨しています。除去に要する期間は最低でも2~3ヶ月はかかりますし、全費用では約¥100,000~とお考えになると良いかもしれません。
もちろん機器によっても大幅に前後する可能性はありますし、提示価格より前後する可能性もあります。実際に消したい眉の状態をカウンセリングや診察でしっかり診てもらいご自身の眉の除去価格を確かめてから治療を開始しましょう。
近年の「除去剤」を使用する方法は、薬剤にもよりますが1㎠あたり約¥10,000~、2~3回の治療が必要です。
「切除術」はレーザー治療に比べて高い傾向にあり、アートメイク箇所に肌色の色素を入れ「カモフラージュする方法」は、肌色がレーザーには反応しない為最終手段として、若しくは除去剤を使用後様子を見て除去が必要ない箇所をカモフラージュする方法をとっています。
クリニックによっては除去できる方法を数種類取り揃えていて、治療後の経過を診て組み合わせを変えたりしていますので費用も料金表で提示している金額が一律とはいかないようです。
メンズアートメイク
アートメイクは女性だけが受ける施術というのは昔の話。芸能人・モデル・インスタグラマーが先駆けとなり今は多くの男性がアートメイクをしています。メンズアートメイクに馴染みがない方も、興味がある方も、メンズアートメイクとは?の疑問を解き明かしましょう。
メンズアートメイクのメリット・デメリット
メイクをしない男性がアートメイクの必要があるか疑問を持っている方も多いかもしれません。眉を整えていない男性も多くいる中で、男性がアートメイクをした場合どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
男性はメイクをしないので眉を描く習慣がありませんよね。しかし男女問わず、その方の印象を決める割合の多くは眉が占めているのです。細く吊り上がった眉を見たら怖そう・キツそうなどのイメージが、逆に整った眉には清潔感を感じませんか?
多くの男性は眉が出ているヘアスタイルで眉を隠せません。また、女性より眉の手入れや形を作るのが苦手な方が多いのです。汗をかく、メイクで誤魔化すことが出来ない男性こそアートメイクに向いているのではないでしょうか。
男性がアートメイクによって整った眉でいることは、清潔感があり好印象を相手に与えることが出来ます。ジム・ゴルフ・サウナ、どんな時もスッキリした眉でいられることは、自信にも繋がりますので仕事やプライベートもうまくいくかもしれませんね。
アートメイクは一生肌に残るものではないので定期的にメンテナンスが必要です。しかしクレンジングや眉を描く習慣がないこと、女性よりもやや濃いめにアートメイクを入れる方が多いことから女性よりもメンテナンスまでの期間が長いのも特徴です。
男性のアートメイクはメリットばかりが目立ち、デメリットがあまりないのもオススメポイントですが、あえてデメリットを挙げるとするならばやはりメンテナンスが必要ということでしょうか。
女性と比べ普段からクリニックやエステに行く機会が少ない男性からすると少し面倒なことかもしれません。もちろんメンテナンスまでの期間には個人差がありますが、アートメイクを入れると数年維持できるのは男性にとっても魅力的なのではないでしょうか。
メンズにオススメの眉デザイン
普段メイクをしない男性はどんな眉が良いのでしょうか。やはりオススメは手彫りにて1本1本毛並みを再現していく手法です。若いころの毛抜きでの自己処理で眉毛が生えていないところはないですか?自己処理やご自身で眉を整えていなくても左右対称の眉の方は大変珍しく、理想の眉にするにはどこか足りないものです。
眉全体をパウダー眉で施すよりも本物の毛が生えているような自然なアートメイクならば、年配の上司やアートメイクに偏見を持った方にもアートメイクだと知られることはないので、仕事関係や周りの方からの目線が気になる方でも安心してアートメイクが受けられます。
また、ほんの少し太さや角度を変えるだけで印象はガラリと変わり、男性的な印象から中世的な印象にまで表現することが出来ます。多くのクリニックで、骨格・筋肉・表情筋や動きを考慮した黄金比を元にデザインをしていきますので、ご自身にピッタリの「自分眉」が出来上がりますよ。
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まとめ
眉を綺麗に整えることは身だしなみの一つと考え、眉のアートメイクは男女問わず人気のある施術です。多くの医療機関でアートメイクを受けられますが、使用する機器やピグメント(色素)・手法・得意とする技術・費用などクリニックによって特色はさまざまです。
アートメイク除去が進化している裏側には、除去を希望している方が多くいる現状があります。失敗しないために、カウンセリングや診察を受けご自身がアートメイクを必要としているのか、メリット・デメリットを把握してうえで施術を受けましょう。
失敗しないアートメイクは、毎日のメイク時間の短縮や場所・シチュエーションを問わず眉を気にしない生活はとても楽なものとなるでしょう。
疾患をお持ちの方や自分の時間がなかなか取れないママさんや妊娠中の方の毎日も豊かなものとなり、気持ちが晴れるのではないでしょうか。今までコンプレックスだった箇所を隠さない生活や自信をもって表に出せることは新しい自分の発見にもなることでしょう。
アートメイクの施術方法や除去方法はさまざまです。是非、アートメイクで明るい毎日をお過ごしくださいね。
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