「毛穴ケアできるプチプラ化粧水をお探しですか？」 肌悩みにはいろいろありますが、女性の肌悩み第一位と言われているのが毛穴の悩みです。ポツポツと目立ってしまう毛穴の開きや黒ずみはどうにかして解消したいものです。 しかし、毛穴ケア化粧水にも色々な種類があるので選ぶときにどんなアイテムを選んだら良いのか迷ってしまいますよね。 そこで今回は、美容の専門家としてコラムや美容記事を執筆している中村 沙織さん監修のもと、毛穴のタイプと化粧水の選び方、毛穴の悩みに効果的な化粧水の使い方、そして試しやすいプチプラ毛穴ケア化粧水を毛穴タイプ別に3種類ずつ9アイテム紹介します。 この記事の監修者 氏名 中村 沙織（美容ライター） 経歴 2012年 慶應義塾大学文学部卒業。2019年より、美容メディアにて美容ライターとしてコラムや美容記事を執筆。美容の専門家として、美容記事の監修も行っている。 資格 日本化粧品検定1級取得 こちらの記事もおすすめ 自分の毛穴タイプとそれに合った化粧水の選び方 毛穴のお悩みといってもその種類は様々なので自分の毛穴がどのタイプなのか、なんで毛穴が目立ってしまうのかを見極めることが毛穴ケアの第一歩なので、それを知った上で化粧水を選ぶことが大切です。 まずは、自分の毛穴悩みがどのタイプなのかを確認してから化粧水を選んでみましょう。 たるみ毛穴 たるみの主な原因は老化です。涙型に開いた毛穴で、ほうれい線など頬の内側に多く見られる毛穴悩みです。 コラーゲンやエラスチンなどが存在している真皮の弾力が失われて、その周りの皮膚が萎縮してしまうので毛穴の落ち込みが目立ってしまうのです。一度ゆるんでしまった毛穴は元には戻りづらいので、たるみを進行させないことが必要です。 この場合は、毛穴ケアに重点を置くよりも保湿によってハリやたるみの対策やエイジングケア成分に着目している化粧水を選ぶことをおすすめします。 おすすめの成分は、ビタミンC誘導体やコラーゲン、ヒアルロン酸、coQ10です。 中村さんコメント たるみ毛穴とは、元々丸い形をしている毛穴が重力に引っ張られて縦長に広がり、楕円型、しずく型になって目立っているものを言います。特に、鼻横の頬の部分に目立つことが多く、頬を持ち上げると毛穴が目立たなくなることが特徴です。 たるみ毛穴の原因は、加齢や乾燥、紫外線などの影響でお肌のコラーゲンやエラスチンなどの成分が減少し、お肌のハリが失われること。お肌の弾力が失われると、重力に負けて毛穴も徐々にゆるみ、たるんでしまいます。 たるみ毛穴には、日々の保湿ケアで潤いをチャージし、ふっくらしたハリに満ちた状態に導くことが何よりも大切。保湿に優れた化粧水や乳液、高保湿タイプの美容液などを使ってケアしましょう。そして、レチノールやビタミンC誘導体などといったコラーゲンの生成をサポートする成分や、ヒアルロン酸やセラミド、スクワランなどの高保湿成分が配合されたアイテムがおすすめ。 また、保湿ケアのみでなく、紫外線対策もとても重要です。紫外線は、お肌のコラーゲンを壊したり変形させることでたるみ毛穴を引き起こします。紫外線は1年中降り注いでいるため、季節問わずおこなってください。 開いた毛穴 肌の表面の乾燥が進むと乾燥を感じ取った肌はうるおいを補うために油分を出します。 そのため皮脂が過剰に分泌されてしまい、毛穴が押し広げられてどんどん開いてしまいます。開いた毛穴には肌表面だけのケアではなく、角質層までしっかりと保湿するような化粧水を使うことが大切です。 ベタつきを嫌がって油分が少ないさっぱりとした化粧水を使っていると肌の内部の乾燥が悪化してしまい逆効果になってしまうので、うるおいを重視して化粧水を選びましょう。 おすすめの成分は、セラミドやエラスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸です。 中村さんコメント 皮脂膜は、外的刺激からお肌を保護すると共に、お肌の水分蒸発を抑え、潤いを保ち乾燥を防ぐという重要なバリア機能の働きを担っています。いきいきとしたお肌のために大切なものであり、一定量は必要です。 しかし、過剰な量が分泌されると毛穴を詰まらせて、毛穴が開く原因となります。皮脂の過剰分泌は、ホルモンバランスや生活習慣の乱れ、お肌の乾燥、間違ったスキンケアなどが原因となります。 特に、お肌の乾燥には注意が必要です。皮脂にはお肌の潤いを守る役割があるため、乾燥が続くとそれを防ぐために皮脂をたくさん分泌させます。皮脂が出ているときは潤いたっぷりの保湿ケアをしない方が良いのではないか？と思ってしまいがちですが、乾燥による過剰な皮脂分泌の場合はしっかりと保湿ケアをしましょう。 過剰に分泌された皮脂による開き毛穴には、皮脂分泌を抑える効果のある成分が配合されたアイテムがおすすめ。 ライスパワーNo.6といった成分は、厚生労働省より「皮脂分泌の抑制」という効能を持つ医薬部外品の有効成分として認められています。皮脂分泌を抑え、お肌のテカリやベタつき、ニキビ、化粧崩れなどのトラブルを起こしにくくする特徴がありますよ。 角栓・黒ずみ毛穴 過剰な皮脂の分泌によって皮脂が毛穴に溜まってしまい、剥がれ落ちた角質と混ざって栓のようになってしまった状態。 特に鼻の頭などの皮脂分泌が多い部分に良くみられるタイプで、皮膚に残ってしまったメイク汚れや皮脂が長い時間とどまると酸化して黒ずみやシミになってしまいます。 毛穴に詰まった角栓をギュッと押し出すことは肌のトラブルの元となってしまうので絶対にしてはいけません。開いた毛穴が炎症を起こしやすくなってターンオーバーが乱れたりニキビができやすくなってしまいます。 角栓が詰まりにくい状態をキープすることで改善しやすくなります。 おすすめの成分は、サリチル酸やAHA（フルーツ酸）、ビタミンC誘導体、ビタミンEです。 中村さんコメント Tゾーンや小鼻の過剰な皮脂分泌やきちんと落としきれなかったメイク汚れ、スキンケア不足などによって、皮脂や角質がスムーズに排出されず、お肌に残ったままになると角栓ができてしまいます。そしてこの毛穴に詰まった角栓を放置することで酸化し、毛穴の黒ずみが発生します。 毛穴の黒ずみに対して、無理やり角栓を取り除こうとするのは絶対にNG。適切なスキンケアをしっかりとおこなうことでお肌のターンオーバーをサポートし、毛穴から角栓を取り除くことが大切です。 古い角質にはたんぱく質が多く含まれます。このたんぱく質を柔軟に落とす効果の期待できる「酵素入り」の洗顔料をスキンケアに取り入れてみてください。また、クレンジングや洗顔で落としきれなかった汚れや古い角質を取り除いてくれる「拭き取り化粧水」もおすすめですよ。 毛穴の悩みに効果的な化粧水の使い方 せっかく毛穴の悩みに効果のある化粧水を使っても、つけ方が正しくなければ効果が半減してしまいます。 正しい化粧水のつけ方を知って、毛穴がキュッとしまった綺麗な肌を目指しましょう！ 洗顔後すぐに化粧水をつける 洗顔後のお肌はすぐに乾燥し始めます。顔を洗ったら30秒以内に化粧水をつけることが理想です。洗顔する前にタオルなどの準備と同時に化粧水もすぐつけられるようにしておきましょう。 化粧水をコットンなどでつけた後、手のひらでハンドプレスして肌の奥に押し込むように馴染ませると手のひらの温かさと圧力によって肌の奥*まで化粧水を浸透させることができるのでおすすめです。 […]